平作川の授業におじゃましました

商店街の近くには「平作川」という川があります。今の時期はよくカルガモの親子が泳いでいるのが見られたりします。時折カワセミが飛んでいたり、アオサギがジーっと立っていたりもするので、「魚がいるの?」とじっくり観察してみると小魚の群れが見えたりします。

よく見ると、網の中に大きいカメが2匹います

2022年6月24日、「平作川の生物をしらべよう」公郷小学校の5年生の授業におじゃましました。
先生はNPO法人三浦半島生物多様性保全の天白牧夫さん。
平作川のところどころにワナが見えます。授業のために前日に設置したのだそうです。

とれたてのテナガエビ

アカミミガメは通称ミドリガメといいます。昔はお祭り縁日の屋台などでもお馴染みでした。
平作川は潮位のサイクルで水位域の変動が大きいため、アカミミガメの卵も、あるいは子どもが生まれても海に流されてしまい繁殖しないのだそうです。なので、ここ平作川にいるアカミミガメは全てだれかの家で飼っていた個体なのだそうです。

みんな捨てられた「本人」なんですね…。

化石になる前の昔の貝殻

「博物館に行ってぜひ調べてみてください」天白先生からみんなへの宿題が出されました。
平作川の川底に落ちている貝殻で、今は生息していない貝の貝殻なのだそうです。

子どもたちから、いろんな形容詞が飛び出しました

大きなアオダイショウです。「こんなに大きいの初めて見ました」と天白先生も目を輝かせていました。
朝に川の塀に居たものを捕獲したそうです。

アオダイショウも、捕獲した在来の生物は授業が終わった後に、元の住処(すみか)に返してあげました。

(本日見られた生物)
アカミミガメ
クサガメ
スッポン
コイ
フナ
テナガエビ
クロベンケイガニ
チチブ(ハゼの仲間)
メダカ(改良メダカ)
モクズガニ
アオダイショウ